一年ぶりの再会。

先週の土曜出勤の代休で今日はお休み。

イギリスに留学していた友人が年末に帰国して、
一週間東京に遊びに来たというので会うことに。

外見が全然変わっていなかったからか、約一年ぶり
の再会だったけれど、不思議とそんなブランクを
感じなかった。

だけど、むこうでの写真を見せてもらいながら、
一年間の留学生活について話す彼女は、
なんていうのかな、一皮むけたというか、
なんだか大きく見えた。

各国の友達も沢山できて、いろんな場所を旅して、
写真を見てると、ホントに楽しかったんだろなぁ
って思った。
もちろん、楽しいことばかりじゃなく、学校での
授業についていけなくてスランプに陥ったりとか、
辛いことも沢山あったみたいだけど、そういう経験
こそ彼女を大きくさせたんだろうと思う。

話を聞いてるとすごく羨ましく思ったけれど、実際
留学するかって話になったら、私にはそこまでの
度胸がないんだよね。
大学のとき、親にも言われた。
「留学したいって言えばさせてあげるのに、
　おまえにはそんな度胸も行動力もないんだろ」って。

気が小さい。度胸がない。好奇心もあまりない。
だから、いつも限られた世界、限られた集団にいる
ことを好んで、そこから出ようとしない。
そのせいで、友達の数もそれほど多くない。
しかも、どこか自分に似たような人が多い気がする。
高校、大学時代をふりかえってみても、ずっと
私の世界は狭くて、付き合う友達も限られていた。

今までずっと、こんな感じでのほほんと生活して
きたけれど、私はこれからもずっと、自分にとって
居心地のいい、狭い世界の中で生活していくの
だろうか。果たしてこのままでいいのだろうか。

友人と別れた帰り道、そんな疑問が頭の中をぐるぐる回っていた。