このあいだ二人で飲んでるとき、どういういきさつか
忘れたけど、相田みつをの話になって。

「そういえば銀座に美術館あったよね」
「たまには美術館デートもいいかもね」
「じゃあ行ってみる?」

ということで、
彼と初めての美術館デートをしてきました。

みつをの作品は、有名なものを数点知ってたくらいで
さほど興味もなかったのだけれど。

実際に作品を前にして、やられてしまった。

言葉の、文字のひとつひとつが、重く、真っ直ぐ、
心に響いてきた。というより、突き刺さってきた。

自分の中に溜まっているいろんな思いが、
ぎゅーと押し出される感じがして。
なんだかもう苦しくなって、溢れ出ようとする涙を
堪えることができなかった。

もう完全に一人の世界に入ってて、彼がいることも
忘れて、まわりの人目も憚らずほろほろ泣いてしまって。

彼には「泣いてるのかのだけだったよ」と言われた。

そんなことないもんねー。
私の後ろで鼻すすってる人いたもんねー。

って彼に言ったら、「花粉症だったんじゃない?」
とのツッコミが…。

ふーんだ。泣いたっていいじゃないか。それだけ
感受性が豊かってことだもんねー。
みつをだって、
「美しいものを美しいと思えるあなたの心が美しい」
って言ってたもんねー。(↑うろ覚えだけど)

ともあれ、まだ行ったことのない人は、ぜひ一度足を
運んでみてください。オススメですよ☆


美術館をあとにして、しばらく銀座をプラプラしていたら
日も暮れてきて。

まだ帰るには早いし、でもお腹もすいてないしなぁ。
ホテル行きたいなぁ。彼から誘ってくんないかなぁ。
なんてことを思いながら、
「このあとどうしよっか?」と彼にたずねてみる。

すると彼が一言、「今日泊まらない?」って。

予想外のお誘いにびっくりした。

こんな風に突然お泊まりに誘われたのは、
付き合いたての頃に1度あったけど。
月1回のお泊まりが恒例となってからは初めてのこと。

なんで?私が最近不安に感じてたから?

でも彼は、
「なんとなくだよ。帰りたくない、一緒にいたいって
思ったから」って。

帰りたくない。一緒にいたい。
彼がそんな気持ちが、くすぐったかった。

いっぱい彼の愛情を感じられた夜。
心に燻ってた不安なんてどこかへ行っちゃったよ。

不安になる必要なんて、全然なかったんだね。


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