安らぎの存在。

2002年6月30日
昨日の日記に書こうと思って、
でも長くなりすぎて書けなかったんだけど。

彼が前の会社を辞めて、新しい仕事を探し
始めてから、もう半年がたちました。
一緒にいるときは、まったくと言っていいくらい
転職の話を持ち出してこない彼。
あまり触れてほしくないのかな、と思って、
私からも話題にすることはなかった。

でもやっぱり気にはなるし、大事なことだからこそ、
彼が全然話してくれないのが寂しくもあって。

だけど昨日ふたりで夕ご飯を食べに行ったとき、
めずらしく彼の転職活動の話になったんだ。
なにがきっかけだったかは忘れちゃったけど。

やっぱり彼は相当苦戦しているようで、楽天的で
前向きな彼も、さすがにへこむことも多いらしい。

でも私は、そんな風にへこんでる彼を見たことが
なくて、そんな時に寄りかかってくれないことが
また寂しいなぁって。

だから、あまりこういう話をしてくれないよね、
ってことを彼に言ってみたら、

「だってかのといるときくらい、転職のこと忘れていたい。
 今の俺は常に転職活動のことが頭にあって、
 それを忘れられるのが、かのといるときだもん。
 俺が唯一ホッとできる時間なんだもん」

って。

ふうん。そっかぁ。って思った。

彼がこういう話をしてくれないのは、私に話しても
仕方ないからと思ってるのかなって、私じゃ頼りないと
思ってるのかな、って正直今まで思ってたんだけど。

でも、そうじゃなかったんだ。

私は彼にとっての安らぎなんだ。唯一の。

話を聞くのは、誰だってできるかもしれない。
迷ってる彼に意見するのだって、誰でもできる。
でも、彼に安らぎを与えられるのは、私だけなんだ。
彼にとって唯一の存在である自分。
それが嬉しかった。

それに昨日はこうやって、彼から話をしてくれた。
まったく何も話してくれないわけじゃないもん。
彼がこうやって話したいと思ったときに、私はちゃんと
聞いてあげればいい。彼が意見を求めてきたら、
私は自分の思うことを伝えればいい。

だから私はいつも、彼の安らぎでいたい。
そう思いながら終わっていった、今回の旅行なのでした。


でもね、彼にひとこと。

へこんでる夜に電話かけてきたっていいんだからね?
たまには泣きついてきたって構わないんだから。ね。


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